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昨年ベスト8の浅越、3回戦でストレート負け |
画像提供:Getty/AFLO |
USオープン6日目、女子シングルス3回戦で浅越しのぶ(日本)は第11シードのP・シュニーダー(スイス)に1-6, 3-6で完敗した。「最低でもベスト8、目指すはベスト4」と語っていた浅越だったが、この日はシュニーダーの鬼気迫るプレーに押され、持ち前の攻撃的なテニスが完全に封印されてしまっていた。
両者は2000年のUSオープン、昨年の全仏とグランドスラムで対戦していたが、いずれも浅越が大方の予想を裏切り勝利していた。それだけに、これ以上格下選手に負けられないというシュニーダーの気迫は大変なものだった。「今までは油断していたが、きょうは、格下にもう負けられないというのが伝わってきた」と浅越自身が語るように、シュナイダーの気迫のこもったボールに押され、浅越は常に劣勢にたたされてしまう。第1セットをずるずると1-6で落とすと、第2セットに入ってもシュニーダー優勢の流れは変え難く、結局3-6でこのセットも落とし、ゲームセットとなる。 これでこの種目の日本勢は全て姿を消した。
シングルスでこそ姿を消した日本勢だが、ダブルスでの躍進は続いている。この日行われた女子ダブルス2回戦では、第5シードの杉山 愛(日本)/D・ハンチュコバ(スロバキア)組が、A・フレイジャー(アメリカ)/A・イドコワ(ロシア)組に2-6、6-3、6-3で逆転勝ち。また、藤原 里華(日本)、N・リーも、D・ランドリアンテフィ(マダガスカル)ー/A・スマシュノバ(イスラエル)組にストレート勝ちした。杉山はK・ウリエット(ジンバブエ)と組んだミックスダブルスでも1回戦を勝ち上がっている。
(2005年9月4日)